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注文住宅と規格住宅どっちがいい?迷ったときの判断ポイント5選
2025.6.1
#家づくりの疑問
マイホームの購入を考えるとき、誰もが一度は悩むのが「注文住宅か規格住宅か、どちらを選べばいいのか?」という点です。理想の住まいを叶えるには、自分たちのライフスタイルや価値観、将来設計に合った選択をすることが重要ですが、それぞれにどんな違いがあり、どんな人に向いているのかを理解していなければ、どちらが良いのか判断が難しいでしょう。
本コラムでは、「注文住宅と規格住宅どっちがいい?」という疑問に答えるべく、それぞれの特徴を比較しながら、迷ったときに役立つ5つの判断ポイントを解説します。
注文住宅とは?規格住宅との違いを理解しよう

まず、基本となる「注文住宅」と「規格住宅」の定義をしっかり押さえておきましょう。
注文住宅とは、間取りや外観、内装、設備などを一から自由に設計して建てる住宅のことです。設計段階から建築士や工務店と打ち合わせを重ね、自分たちの希望を最大限反映させることができます。土地の形状や環境に合わせた最適なプランも提案できるため、オリジナリティと機能性を両立させることが可能です。
一方、規格住宅とは、あらかじめ建築会社が用意したプランの中から選んで建てる住宅です。間取りや仕様が標準化されているため、設計から完成までの流れがスムーズで、一定の品質とコストの安定が期待できます。注文住宅に比べて自由度は劣るものの、必要な部分にだけオプションを加えるなどのセミオーダーも可能です。
「注文住宅 規格住宅どっちがいい?」という問いに答えるには、こうした基本的な違いを理解した上で、自分たちが何を優先したいのかを明確にすることが大切です。
判断ポイント①:自由度とデザイン性の違い
注文住宅と規格住宅を比較すると、最も大きな違いは「自由度」にあります。
注文住宅の魅力は、自由な設計にあります。
例えば、吹き抜けのあるリビング、アイランドキッチン、書斎スペースなど、生活スタイルや趣味に合わせて細部まで設計可能。建築士との打ち合わせを通じて、自分たちだけの理想の空間を形にすることができます。
一方で規格住宅は、プランが定まっている分、完成イメージが早期に明確になります。
「自由に設計」と聞くとワクワクしますが、決めることが多すぎて大変…という声も多くあります。その点、規格住宅はデザインや間取りの選択肢が限られている分、安心感があり、迷いすぎることもありません。
「オリジナリティを求めるなら注文住宅、選択のしやすさとデザインの統一感を重視するなら規格住宅」といった考え方がひとつの基準になります。
判断ポイント②:家づくりにかかる時間と手間
「注文住宅 規格住宅どっちがいい?」と迷う理由の一つが、家づくりにかかる時間です。
注文住宅は、プランニングから完成までに時間がかかります。土地探しから始まり、設計、確認申請、施工と進むため、平均で1年近くかかることも珍しくありません。その分、施主が関わる機会も多く、打ち合わせの回数も増える傾向にあります。
規格住宅は、設計が決まっているためスピーディに進行します。打ち合わせの回数も少なく、早ければ数契約から半年ほどで入居が可能な場合もあります。子供の入学や転勤など、確実に新居に入居したい時期をが決まっている場合は調節がしやすく、仕事や子育てなどで多忙な家庭には大きなメリットです。
「時間と労力をかけてでも理想を追求したいのか、それともスピード感と効率を優先したいのか」が選択の分かれ道となるでしょう。
判断ポイント③:将来のライフスタイルへの適応性
ライフスタイルは、家族構成の変化や働き方の多様化によって常に変わっていきます。「注文住宅と規格住宅のどっちがいいか」と迷ったときは、将来の変化にどう対応できるかも重要な視点です。
注文住宅であれば、可変性を考慮した設計が可能です。
例えば、将来仕切りを設けて部屋数を増やす、趣味スペースを増築するなどの柔軟な対応がしやすくなります。二世帯住宅への転用やバリアフリー化なども、最初から考慮に入れることができます。
規格住宅は、標準化された構造のため変更が難しい場合もあります。もちろん一定の変更は可能な場合がありますが、最初から将来のライフプランを見越した柔軟性には限界があります。
将来の展望を明確にしておくことで、「今の暮らし」だけでなく「これからの暮らし」にも合った選択ができるでしょう。
判断ポイント④:建築会社との関係性と進め方
住宅づくりでは、建築会社とのやり取りが非常に重要です。「注文住宅と規格住宅のどっちがいいか」を判断する上でも、施工会社との関係性は無視できません。
注文住宅では、建築士や設計担当者と密に連携を取りながら進めます。こまめな打ち合わせを重ね、細かい部分まで確認するため、信頼関係が強くなります。ただし、担当者との相性が悪いとストレスを感じることも。
規格住宅は、打ち合わせの頻度が少なく、スムーズに進められるのがメリットです。プランが決まっているため、営業担当者や施工管理とのやり取りだけで完結することも多く、煩雑さは軽減されます。
どれだけ関わりたいか、また建築会社とのやり取りにどれだけ時間を割けるかを基準に選ぶと良いでしょう。
判断ポイント⑤:家づくりに求める「体験」の違い
家を建てるというのは、単なる「モノ」の購入ではなく、「体験」でもあります。「注文住宅と規格住宅のどちらがいいか」という問いは、どんな家づくり体験を求めているかによっても変わってきます。
注文住宅は、ゼロから創り上げる達成感があります。間取りを考え、素材を選び、照明やコンセントの位置まで決める…このプロセスを楽しめる人にとっては最高の選択です。「家づくりを通して家族の絆が深まった」という声もよく耳にします。
規格住宅は、完成されたモデルをベースにスムーズに進めることができます。最初から全体像が見える安心感や、無駄のないステップを好む方には向いています。
「家を建てる過程も楽しみたいか、それとも結果重視か」この視点も判断ポイントの一つです。
注文住宅と規格住宅の選び方|こんな人におすすめ!

それぞれの特徴と判断ポイントを踏まえて、どんな人に注文住宅、あるいは規格住宅が向いているかを整理してみましょう。
注文住宅が向いている人
- 家づくりのプロセスを楽しみたい人
- デザインや間取りに強いこだわりがある人
- 将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応したい人
- 打ち合わせや設計作業に時間をかけられる人
規格住宅が向いている人
- スピーディに家を建てたい人
- 決めごとが多すぎるのが苦手な人
- コストや時間の効率を重視したい人
- 建築会社とのやり取りをできるだけシンプルにしたい人
あなたにとって最適な家づくりを、一緒に考えてみませんか?
注文住宅と規格住宅、それぞれに魅力があるからこそ、迷うのは当然です。大切なのは、自分たちの暮らしに合った選択をすること。
「自分たちに合うのはどっちだろう?」「実際に建てたらどうなる?」
そんな疑問や不安がある方は、ぜひお気軽にテクノデザインへご相談ください。経験豊富なスタッフが、あなたの理想の住まいづくりを全力でサポートいたします。

まとめ
注文住宅 規格住宅の違いを理解し、納得の家づくりを
家づくりに正解はありません。大切なのは、「自分たちに合った選択をすること」です。
この記事では、「注文住宅 規格住宅どっちがいい?」というテーマで、それぞれの特徴や違い、そして迷ったときの判断ポイントを5つご紹介しました。自由度・時間・将来性・関係性・体験性といった視点で見比べることで、自分たちにとってベストな住宅の形が見えてくるはずです。
人生で一度の大きな選択だからこそ、焦らず、納得のいく家づくりを目指していきましょう。