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床断熱・基礎断熱
#断熱・気密性能
#省エネ
#室内環境・快適性
テクノホームではご希望に応じて基礎断熱工法と床断熱工法どちらもお選び頂くことが可能です。
断熱性能を基礎部分にもお求めになる場合は、もちろん基礎断熱工法の方が望ましいです。
ただし、基礎断熱工法は断熱材の材料費と施工費用が多くかかり、基礎工事費用が高くなる傾向にあります。
雨が多い時期には工事の延期等の恐れがあり、工期も長くなりがちです。高断熱・高気密の住宅を床・基礎部分にもご希望なさる場合は基礎断熱工法の方が適しておりますが、床断熱工法ならではのメリットもあるためどちらになさるかはお施主様と当社の間で協議させした上でお決め頂いております。
床断熱工法

室内の1階の床材であるフローリング材のすぐ下の部分に断熱材を敷き詰めて、床から断熱する工法です。
床断熱は床面のみの工事になので基礎断熱よりも簡単に施工でき、手間がかからず費用も基礎断熱よりは安価です。
また、床下に空間があるため空気が循環するので、湿気などによるシロアリカビ発生の被害が少ないこともメリットです。
基礎断熱とは異なり、床下は室外空間になります。
施工は比較的容易ですが、施工の際には注意も必要で、床と断熱材の間に隙間ができると期待される効果も薄れてしまうので、隙間ができないようにしっかりと施工しなければなりません。
床断熱のメリット
①コストを抑えられる
床断熱は基礎断熱と比べて簡単に施工でき、費用を抑制できる傾向にあります。
基礎断熱を行う場合は、シロアリ対策や床下の換気システムの導入などで断熱以外の部分に工事費用がかかる場合が多く、特殊な工事が不要な床断熱のほうがコストを抑えられる傾向にあります。
②空気の循環を効率的に行えるので湿気を抑えシロアリの発生リスクが低い
床断熱では床下の通気性が良く外気が通り抜けやすくなっているので、湿気がこもらずシロアリの発生リスクが低いです。
③リフォームでも施工できる
床断熱は、リフォーム工事でも比較的容易に施工ができます。
床断熱のデメリット
①床下から冷気が入り込みやすい
床断熱は、床下を外気が通り抜ける構造のため冷気が入り込みやすくなります。
②結露を起こす可能性がある
床断熱では充分な換気措置を講じないと結露が起こり、床下でカビが発生する可能性があります。
そこで、床断熱の場合は、全周基礎パッキング工法の採用が望ましいと考えます。
全周キソパッキン工法
基礎をぐるりと効率よく全周換気し、従来工法に比べ1.5~2倍の換気性能を実現。
シロアリを寄せ付けにくい環境づくりに貢献します。
全周キソパッキン工法の特長
基礎と土台をキソパッキンで絶縁するので、基礎からの湿気を土台に伝えず土台の腐れを防ぎ、建物の耐久性や性能維持に貢献。
長持ち住まいをささえます。
また、キソパッキング工法では従来工法と異なり、基礎を切り欠く換気孔を設けないので、基礎のクラック発生を抑制し、基礎強度を維持しやすい工法です。
床断熱で使う主な断熱材と性能
断熱材は大きく分類すると繊維系と発泡樹脂系の2種類に分かれます。
繊維系は無機質繊維系と木質繊維系に細別されます。
その他自然素材系のものもあります。それぞれに性能や特徴があります。
無機繊維系
①ロックウール
玄武岩や天然岩石などの鉱物を加工した繊維です。
原料が岩石なので、安価でありながら、断熱性と耐火性に優れています。
グラスウールなどと比べて曲げや引っ張る力に弱いため、施工箇所には注意が必要です。
②グラスウール
リサイクルしたガラスなどを主原料とし、繊維状に加工した断熱材です。
価格が安く、安全性と耐久性に優れています。
但し、湿気には弱いので、施工を誤ると結露や断熱性能の低下を起こします。
グラスウールは湿気に弱い上、綿状の断熱材であるので、基礎部分での使用は不向きです。
そのため、グラスウールは床ではなく、壁や天井に採用されます。
木質繊維系
木質繊維系セルロースファイバー
セルロースファイバーは古紙や新聞紙を原料とした断熱材です。海外では一般的な素材の一つです。
断熱性だけではなく、防音性が高いという特徴があります。
ただし、環境にやさしい断熱材ですがコストが高く、施工には専門的な技術を要し、取り扱い業者も少ないです。
※テクノデザインの採用するデコスドライ工法はこの木質繊維系セルロースファイバー断熱材に当たります。

発砲樹脂系
①ビーズ法ポリスチレンフォーム(ポリスチレンフォーム)(EPS)
一般的に発泡スチロールとしても多く利用されているもので、金型に入れて加熱・制作するため、自由に成形できます。
耐水性に優れ、耐久性や衝撃性も高く、軽量で施工も容易です。
ただし、繊維系の断熱材に比べるとやや断熱性能は劣ります。
ビーズ法ポリスチレンフォームは押出ポリスチレンフォームと原料は同じですが、製造工程が異なります。
また、2つとも型によって自由に成形ができるので、サイズ指定や特殊な形状でも製造することが可能です。
押出法ポリスチレンフォーム同様に熱に弱いところやグラスウールなどに比べると価格も高価になります。
②押出法ポリスチレンフォーム(XPS)
ポリスチレン樹脂に発泡剤と難燃剤を加え、発泡させながら押出成形した断熱材で、原料はビーズ法ポリスチレンフォームとほとんど変わりませんが、製造工程が異なり、ポリスチレン樹脂と発泡剤などを混ぜたものをビーズ状にし、発泡させることで細かな気泡を多くつくります。
ビーズ法ポリスチレンフォームよりも安価ですが、衝撃には強くありません。
防蟻性能を備えているタイプもあります。
押出ポリスチレンフォームは別名XPSとも言われ、商品名でいうとスタイロフォームやミラフォームなどがあり、ボード状なので外張り断熱や床下、基礎断熱に向いています。
ポリスチレン樹脂を使っていることで湿気などの水気にも強く、軽量でどんな形にも成型できる特徴があります。耐火性には弱い部分があり、熱によって溶ける可能性があります。
テクノデザインでは押出法ポリスチレンフォームを床断熱材で使用する場合は、JSP社製の三種65㎜のミラフォームをお勧めいたします。
※ミラフォームの特長
JIS A9521に規定される押出法ポリスチレンフォーム断熱材で以下の性能・特徴があります。
・断熱性・・・・・熱伝導率はコンクリートの約1/50。省エネ効果に優れた断熱材です。
・防水性・・・・・完全密閉状態の独立気泡が無数に集まったミラフォームの吸水率は、表面積100cm2あたり0.01g以下。つまり水が付着等しても表面に水が付着するだけでほとんど浸透しません。
・作業のしやすさ・・・・・施工性、加工性も抜群で、鋸やカッターナイフで簡単に切断できます。現場での加工にも容易に対応できます。接着剤を用いた取り付けも可能で、PC板等への後貼工法でもスムーズな施工を実現します。
・靱性(じん性:材料のねばり強さのこと。) ・・・・・一枚ずつ成形する高均一の粘り強い断熱材で、ワレ・カケ・ヒビの発生も非常に少ないです。
・環境への配慮・・・・・発泡剤には、フロン類温室効果ガスを使用しないノンフロン製品です。
・シックハウス対策・・・・・ホルムアルデヒドを一切使用していないF☆☆☆☆表示品です。また、トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレンの「4VOC基準適合」認定品です。
・リサイクル対応・・・・・再生化を推進し、循環型社会の構築に貢献する資材です。
③硬質ウレタンフォーム(PUF)
硬質ウレタンフォームは吹き付け断熱とも呼ばれ、現場で材料を混ぜ、特殊な機械によって吹き付け発泡させます。小さな隙間でも吹き付けることによって埋めることができるので気密性と断熱性が確保しやすいです。
特殊な工法の為、施工することは難しく、熟練の技術者による施工になるので工賃や材料、基材なども含めコストが高くなります。
硬質ウレタンフォームも床下や基礎よりは基本的には壁や天井に採用されます。
※テクノデザインの採用するアクアフォームNEOなどが、この硬質ウレタンフォーム(PUF)断熱材に該当します。
④フェノールフォーム(PF)
フェノールフォーム樹脂に発泡剤や硬化剤を加えたボード状の断熱材で、気泡の密度が極めて高く経年劣化が少なく、長期間にわたって耐火性および断熱性を維持できます。
高い断熱性能を備えており、主に外張り断熱工法で採用されます。ただし、価格は高く、吸水性や吸湿性が低いというデメリットがあります。
自然素材系
ウールや炭化コルクのような自然素材の断熱材で、保温性と速乾性を確保しシックハウスの心配もなく、人体にも優しい素材です。
他の素材に比べてコストは高く、施工している業者は多くありません。
基礎断熱工法
基礎断熱工法は北海道の住宅で検証されて確立した工法です。
現在でも主に寒冷地の住宅で用いられています。
断熱性・気密性の高い住宅を建てたい場合、基礎断熱を選ぶことがおすすめです。
一般的に、家を建てるときは断熱性を高めるために断熱材を使用しますが、基礎断熱とは住宅の基礎部分に断熱材を張る工法のことで、床下空間まで室内と繋がった空間にしてしまうのが特徴です。
そのため高い断熱性と気密性を得ることができます。
基礎断熱工事の費用
基礎断熱を施工する場合、断熱材の材料費と施工費用がかかります。
通常、基礎断熱は基礎工事の際の施工になるため、基礎工事費用が高くなる傾向にあります。
断熱材の性質や施工方法等によっても価格は異なります。
基礎断熱工法の種類
基礎断熱には、断熱材を基礎の外側に張る基礎外断熱工法と基礎の内側に張る基礎内断熱工法の2つの工法があります。
断熱材を張る位置に違いがありますが、床下が室内空間になるというのはどちらも共通します。
①基礎外断熱
基礎コンクリートの立ち上がりの外側部分に断熱材を張る工法です。コンクリートの外側を断熱材で覆ってしまうため基礎内断熱よりも高い断熱効果を期待できます。しかし、断熱材が地面と接しているため、基礎内断熱と比べるとシロアリが断熱材の中を通って侵入しやすいという弱点があります。また、基礎の外側に断熱材を張ることでより気密性が高くなるため、カビのリスクも上がります。室内と同様に、床下も計画換気をしっかり行うことが大切です。
使用する断熱材の量は基礎内断熱のほうが少し多くなりますが、基礎外断熱の場合は、必ず防蟻性能を持たせた断熱材を使用する必要があります。防蟻性能を持った断熱材の価格は2倍程度するので、基礎外断熱の材料価格は基礎内断熱に比べて倍になります
②基礎内断熱
基礎コンクリートの立ち上がりの内側に断熱材を張る工法です。
コンクリートが外気に触れているため基礎外断熱に比べると断熱効果はやや劣りますが、基礎の内部に断熱材があることでシロアリが侵入するリスクを低減できることがメリットです。
基礎断熱のメリット
①断熱性・気密性が高い家になる
基礎断熱は外気が床下に入り込まず、断熱性と気密性が高くなり、年間を通して快適に過ごすことができます。
北海道や東北地方などの寒冷地では基礎断熱工法が多く採用されるようになっています。
②床下エアコンや全館空調と相性が良い
基礎断熱は床下まで室内空間になるため床下エアコンを使って家を効率的に温めることが可能です。
また、全館空調を取り入れたい場合は基礎断熱工法を用いるのが一般的です
床下エアコン・全館空調・床暖房
①床下エアコン
床下にエアコン設置して室内を暖める空調システムのことで床下暖房とも呼ばれます床下エアコンも全館空調に分類されますが、床下エアコンは基本的に暖房運転のみです。床下エアコンに用いられるのは、一般的な壁掛けエアコン1台なので初期費用が安く、導入がしやすい空調システムです。壁掛けエアコンは床へ半分埋め込む形で設置されます。居室以外にも洗面脱衣室など必要な個所に吹き出し口を設置できます。
②全館空調
全館空調とは、家の中の空気を循環させて、家全体を温めたり冷やしたりする冷暖システムのことです。部屋ごとに冷暖するエアコンなどと比較して、廊下、洗面所、トイレ、お風呂場など、家の中を隅々まで一定の温度に保ち、家中を快適な温度に調整することができます。
全館空調には、メーカーや機種によって異なり、天井からの吹き出し型、床下冷暖房型、壁輻射型、壁掛けエアコン応用型などがあります。床下冷暖房型や壁輻射型、壁掛けエアコン応用型は、一般的に24時間換気機能が備わっていなかったり、全館空調としてZEH補助金を申請できなかったりするデメリットがあるので、全館空調は天井からの吹き出し型のタイプが一般的です。天井吹き出し型全館空調は屋内の空調室内機からダクトを通して、各部屋の天井の吹き出し口から冷暖気を送るというものです
※全館空調を導入する場合、その家が高気密・高断熱であることが絶対条件です。
③床暖房
床下エアコンが床下の空気を暖める仕組みであるのに対して、床暖房は床自体を温めます。床暖房は足元を温める手段として有効です。電気ヒーターで暖めるタイプと、床の下に温水を流すタイプがあります。床暖房は、床から直接伝わる熱と床から部屋全体に広がる熱の組み合わせで暖めます。
④省エネ効果が高い
基礎断熱は外気温の影響を受けにくいので、建物全体を常に一定の温度に保ちやすいというメリットがあります。そのため、光熱費の節約につながり、また、気温差が原因の一つとなるヒートショックの予防にもなります。
⑤配管が凍結しにくい
基礎断熱は床下まで室内空間になるため配管が凍結しにくくなります。北海道などの寒冷地などで床断熱にする場合は、配管が凍結破裂を起こすおそれがあり、凍結予防のための装置を設ける必要があります。
⑥床下収納施工に適している
外気の影響を受けにくく、床下の温度が室内の温度と同程度なので、備蓄品などの保管場所としての床下収納を作りやすいということが言えます。
基礎断熱のデメリット
①シロアリ被害の恐れがある
基礎断熱は基礎断熱の場合は床下まで断熱材で覆い外気を遮断するため、風通しが悪くほとんど光も入らないので、基礎と断熱材の隙間にシロアリが侵入しやすく、その隙間とシロアリがあけた断熱材の穴が通り道になってしまうことがあります。また、基礎を断熱材で覆うためシロアリの発生に気がつかないまま、家全体がシロアリ被害を受けるおそれもあります。
特に基礎断熱の中でも基礎外断熱にする場合は被害を受けやすいので注意しなければなりません。
この為、防蟻処理された断熱材を採用したり、基礎部分の周りにパイプを埋め、防蟻薬剤を定期的に注入する措置をおこなったります。
②カビが発生する可能性がある
基礎のコンクリートは住宅が完成してもすぐには乾燥せず、完成後1年~2年かけてゆっくりと蒸発し乾燥します。しばらくの間、床下空間内で水分が蒸発し続ける状態となります。基礎断熱の住宅は床下の気密性が高く湿気がこもりやすいため、換気通路を設けるなどの除湿対策をしないとカビが発生するおそれがあります。
この為、室内の24時間換気システムを床下まで導入する設計にしたり、除湿用の床下エアコンを設置するなどの湿気対策をする必要があります。
テクノデザインはJOTO基礎断熱工法を採用
JOTO基礎断熱工法は、20mm厚のキソパッキンが確実に基礎と土台を絶縁し、外部からの風をしっかりシャットアウトし、気密化を半永久的にサポートします。
シロアリ被害を未然に防ぎ、シロアリ保証1000を支えるJOTO基礎断熱工法はJOTO基礎断熱工法部材を使用して施工します。JOTO基礎断熱工法をおこなうには、事業者登録を受けなければなりません。
外張・内張どちらの納まりにも対応できる保証ですが、基礎内張断熱の場合は、基礎打ち継ぎ部と水抜き孔に防蟻対策をすることによって、シロアリ返しから上の躯体部分の蟻害だけでなく、基礎内側の断熱材の蟻害に対しても保証対象になります。従って、基礎内張断熱の採用をお勧めいたします。但し、基礎内張断熱の場合はコストが基礎外張断熱の場合よりもかかります。
保証範囲について
〇…保証適用範囲
×…保証適用範囲外
外張・内張どちらの納まりにも対応できる保証です
地中を移動し建物に侵入するシロアリに対し、断熱材を基礎の外側に張ることはリスクが高く、保証が難しいとされてきました。JOTO基礎断熱工法を採用することで、基礎外張断熱でも躯体部分の蟻害に対して保証が可能となります。

基礎内張断熱の場合
基礎打ち継ぎ部と水抜き孔に防蟻対策をした場合、シロアリ返しから上の躯体部分の蟻害だけでなく、基礎内側の断熱材の蟻害に対しても保証対象です。

基礎打ち継ぎ部と水抜き孔に防蟻対策をしない場合、シロアリ返しから上の躯体部分の蟻害に対して保証対象ですが、基礎内側の断熱材の蟻害に対しては保証対象とはなりません。

基礎外張断熱の場合
基礎打ち継ぎ部と水抜き孔に防蟻対策をした場合、シロアリ返しから上の躯体部分の蟻害に対して保証対象です。基礎外側の断熱材の蟻害に対しては保証対象ではありません。
基礎の仕様については下記①②のいずれかとなります。
①鉄筋コンクリート造のベタ基礎(厚さ100mm以上で防湿コンクリートを兼ねる)
②布基礎と鉄筋により一体となって基礎の内周部の地盤上に一様に打設されたコンクリー
※上記②以外の布基礎については保証いたしかねます。
※防蟻対策とは
基礎打ち継ぎ部分にキソ止水プレートの施工、または無収縮モルタルや防蟻パテの処理をすること。また、基礎を貫通する空隙がある場合は無収縮モルタルや防蟻パテの処理をすること。基礎打ち継ぎ部と空隙に上記の防蟻処理をしない場合、保証対象とはなりません。
しろあり保証1000JOTO基礎断熱工法を採用すると、竣工後10年以内にシロアリ被害が発生した場合、累計1,000万円を限度に賠償責任保障額の給付を受けることができます。

※床下計画換気が必要です。
※玄関部にも気密パッキンを使用します。
※本工法はシロアリ被害を完全に防止するものではなく、シロアリ被害のリスクを軽減するためのものです。規定の施工要件を満たし、万が一シロアリ被害が発生した場合は規定の内容に基づいて保証するものです。
※別添資料掲載して下さい。(シロアリ保証1000)
床断熱と基礎断熱 どちらにしますか?
住宅の床から下の部分の断熱工法には基礎断熱工法の他に床断熱工法があります。
床断熱は、床に断熱材を入れ、外気に通じた床下空間があるため、基礎のコンクリートは室内環境から切り離され、床下は室外空間になります。
このため床下の冷気を抑える効果がありますが、基礎内部の温度が室内に影響を与えることは少ないです。
基礎断熱の場合は床断熱とは異なり、床下と建物を一体として断熱するので、床下も室内環境とつながった空間となり、温度管理がしやすくなります。
そのため高断熱・高気密の住宅になさりたい場合は基礎断熱のほうが適していると言えます。
ただし、床断熱にもメリットがあるので、どちらが良いかはお住いになる地域性や経済性などを考慮した上で決定すべきです。