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ダイライト工法
#構造性能
#耐震性能
耐力面材としてのダイライト
高強度、防耐火、軽量、優れた透湿性、高耐久、ゼロアスベスト、低ホルムアルデヒドなど、多彩な特長を備えています。
ダイライトはエコ素材でつくられていて、エコロジーな素材といえます。
耐力面材ダイライトMSは、鉄鉱スラグ(鉱石母岩の鉱物成分などを含む物質)を原料にしたロックウール(鉱物繊維)と火山性ガラス質材料(シラス)によって、つくられています。
ダイライトの主な特長
ダイライトMSは無機質素材で構成された耐力面材で、以下のような優れた性能を備えています。
地震に強い
面で力を支える構造により、従来の筋かい工法よりも壁量が確保でき、地震や台風に対する耐力が向上します。
火災に強い
燃えにくい素材で作られており、防耐火性能に優れ、準不燃材料としても認定。
延焼リスクを軽減します。
湿気に強い(透湿性が高い)
一般的な構造用合板の約8倍の透湿性があり、壁内の湿気を外に逃がして結露を防ぎます。
腐りにくく、耐久性が高い
無機質素材のため腐食せず、長期間にわたって性能が維持されます。
シロアリに強い
シロアリが好む成分を含まないため、防蟻性にも優れています。
※耐力面材には「木質系」と「無機質系」がありますが、ダイライトは耐久性や防蟻性に優れた無機質系に分類されます。
耐力面材ダイライトMSは無機質素材
ダイライトMSは、優れた透湿性を備えた耐力面材です。
湿気をスムーズに通す特性があり、「透湿抵抗値」で比較すると、一般的な構造用合板の約8倍の透湿性を誇ります。
これにより、壁内にたまる湿気をすばやく放出し、結露の発生を抑制。
さらに、無機質原料でつくられているため腐食の心配がなく、シロアリが好む栄養成分も含まれていないため、防蟻性にも優れています。
これらの特長が、木造住宅の耐久性を高め、長く安心して暮らせる住まいづくりに役立ちます。
筋かいと耐力面材の違い

地震時に建物がねじれて倒壊することを防ぐため、耐力壁は建物の片方に偏ることなく、バランスよく配置されなければなりません。
耐力壁は、軸組工法の「筋かい」、あるいは「耐力面材」で造られます。耐力壁の強度を表す数値を「壁倍率」と呼び、この数値が高いほど強度が高く、大きな水平荷重に耐えることができるのです。

