Ground Guarantee
地盤調査・地盤補強工事・地盤保証
本当の安心は、家を建てる地盤から
当社現代表は、地質調査会社(ボーリング調査会社)に勤務した経験がございます。
大手ハウスメーカおよび不動産会社に勤務後、地質に関しても学びたいという動機でその地質調査会社に勤務いたしました。
ボーリング調査のオペレーションの助手として実際に調査した経験があります。
テクノデザインは建物を支える地盤も重要視しております。地盤は建物を支える大切なものです。
いくら頑丈な建物を作っても地盤が脆弱な状態では、安心してお住いになることができません。
テクノデザインは、地盤調査結果に基づき必要な場合は、適切な地盤補強工事のご提案をいたします。
地盤改良工事技術も日進月歩に発展しております。
今後も新たに開発されたすぐれた地盤改良工事が開発されたら積極的に採用いたします。
地盤調査と地質調査の違い
地質調査は、地質・土質・地下水などの構造や状態を知るために行う調査であり、学術的な目的や資源開発のために実施されます。
地盤調査は、主に建築物を建てる際に行われ、その土地の地盤が建物を安全に支えられるかどうかを調査することを目的としています。
このように、地盤調査は地質調査の一部であり、特に建設に関連する調査です。
テクノデザインが採用する
地盤調査の種類
地盤調査・地盤補強工事・地盤保証
01. スウェーデン式サウンディング試験 (全自動式・手動式)
戸建住宅の一般的な地盤調査方法です。
既存家屋がある敷地の狭いスペースでも概ね対応可能で、地盤の強さやバラツキ、軟弱層厚などの地盤性状が把握できます。
全自動式と手動式があります。手動式は手に伝わる感触・音等で土質がより正確に判断できるメリットがあります。
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① スウェーデン式サウンディング試験 (全自動式)
調査データを機械が全自動で記録していくため個人差がないとされています。但し、地盤調査に精通した調査員でなければ、取得した調査データを誤認する場合があります。現地の地形、土質、傾斜方向等の観察を含む解析力が必要です。 -
② スウェーデン式サウンディング試験 (手動式)
戸建住宅の一般的な地盤調査方法です。既存家屋がある敷地の狭いスペースでも概ね対応可能で、地盤の強さやバラツキ、軟弱層厚などの地盤性状が把握できます。手動式は手に伝わる感触・音等で土質がより正確に判断できます。
02. 表面波探査法
表面波探査法は、起振機を用いて表面波(レイリー波とも呼ばれる)を発生させ、その波長の伝播速度から地盤を調査する物理探査法の一種で、簡単に言えば地震波の特性を活かした調査方法です。地震波を人工的に起こして、一定間隔の波の伝達速度を測定します。
表面波探査法の仕組み
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①微弱な地震波を人工的に
起振機により、地面を上下にゆすることで、人工的に小さな地震を起こします。この地震の中に含まれる表面波という種類の波を使います。この表面波という波は、周波数が変わると伝わる深さが変化します。 -
②周波数で調べます
地面をゆする際、周波数(起振機が揺れるタイミング)を変化させることで、いろいろな深度までの“波”を起こします。出来るだけ細かく周波数を変化させることで、深度方向における地盤の性質(地層境界)の変化を測定します。周波数毎に波の速さを検出器で測ります。 -
③周波数を変え、計測する深度を変える
表面波は、周波数毎に伝わる深度が決定するという性質があります。つまり、同じ周波数であれば、水平方向に深度を変えずに、伝わっていきます。したがって検出器で測定した波の速度は、その周波数による深度までの地盤を伝わる、波の速さということになります。 -
④速度の違いで地盤の硬軟がわかる
硬いものは、波が早く伝わっていき、逆に軟らかいものは波がゆっくりと伝わっていきます。地表面に起振機、検出器を設置します。地表面から、軟らかい地盤があれば、表面波の伝わる早さは遅くなります。また、途中から地盤が硬くなるようであれば、その深度から表面波の伝わりは早くなります。
波の速さが地盤の硬軟の決め手
検出器は、50cm、100cmと、決まった間隔をあけて設置します。この決まった間隔をどのくらい時間をかけて表面波が伝わってくるかを測定しています。
表面波探査法の地盤調査方法
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起振機から発生させた振動を、検出器A・B間に到達する速度を計測します。硬い地盤ほど検出器A・B間に到達する速度が速くなります。
到達速度が速い→硬くて良好な地盤
到達速度が遅い→軟らかく軟弱な地盤
となります。
• 建物の4隅真ん中の5箇所を計測(基本ベース)
• 計測範囲は1.0m~1.5m
• 深度10mまで計測
• 調査時間は2~3時間程度
• 結果は調査日から2営業日内
• アスファルト上からも計測可能
03. ボーリング調査
テクノデザインでは、ある建設地に注文住宅を建設させて頂くことがありました。当初スウェーデン式サウンディング試験を実施しましたが、ほぼ粘性土で地下10メートル以内に全く支持層(建物の重みに耐えられる地盤)がなく、やむなくボーリング調査を実施させていただきました。
※スウェーデン式サウンディング試験での調査可能な深度は一般的に最大で10mです。(地質の構成により10メートル以上可能な場合もあります)これは、スウェーデン式サウンディング試験が単管式と呼ばれる掘削方式であるため、地中に挿入するロッドと地盤との間に摩擦が生じ、10mより深い深度での調査は信憑性が低くなると考えられているためです。これに対し、ボーリング調査ではロッドと地盤との間に空間が確保されているため、ロッドと地盤の摩擦を考慮する必要がなく、深度60m以上の調査も可能です。
そのお施主様の地盤改良工事は柱状改良・鋼管回転圧入もNGでした。対応可能な地盤補強工事は、SP工法・MS基礎・各種認定工法および各種評定工法等でした。結局、お施主様との協議でMS基礎工法を採用して頂くことになりました。
※MS工法とは土を外に逃さないようベタ基礎の下に格子状の改良体を築造する地盤改良工法です。MS工法は通常のベタ基礎に比べて建物が地盤に載った直後から不同沈下せず、地盤深層部への建物荷重影響が小さいため地盤が変形し難いことが特徴です。
ボーリング調査方法とは
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地面に穴を掘り進みながら地盤の強さや性状を調べる調査方法です。この試験を行うことにより、地盤の強さを表す値であるN値を測定すると同時に、土をサンプル採取することができます。一般的には、1m掘り進む毎に標準貫入試験という地盤の強さを調べる試験を行います。地面にボーリングロッドという鉄の筒を打ち込んで行う地盤調査です。ボーリング調査は中規模~大規模な建築物、構造物の事前調査として用いられることが多く、小規模な戸建て住宅では通常用いられる調査方法ではありません。但し、液状化の恐れがある地域で計画している建物の確認申請に液状化判定が必要な場合や、液状化による建物への影響を事前に把握しておきたい場合などには、ボーリング調査が必要となります。
※N値は建築や土木で地盤や、杭の支持力や、各種計算の土質定数を推定するのに役立ち、標準的な地盤指標です。
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ボーリング調査のメリット・デメリット
スウェーデン式サウンディング試験に比べ、より硬い地盤の調査や深度10m以上の調査が可能です。また、土のサンプル採取による土の性状確認もできます。デメリットは作業スペースが大きいことや、調査データが得られるまで数日かかり、費用が高額なことなどです。 -
調査にかかる期間の違い
調査期間についてもスウェーデン式サウンディング試験の方が圧倒的に短い期間で調査可能です。スウェーデン式サウンディング試験は、通常全作業が半日で完了します。これに対しボーリング調査は、1日当たり約4~8mが標準的な調査スピードで、調査対象の土の性状や掘削深度によっては数日かかる場合があります。 -
調査にかかる費用の違い
試験対象の地層の種類にもよりますが、同じ深度での調査を想定した場合、ボーリング調査の費用はスウェーデン式サウンディング試験の約4倍程度かかります。 -
調査可能な地盤の違い
スウェーデン式サウンディング試験では岩石などの障害物に当たった場合、これ以上掘り進むことが出来ないので調査続行ができなくなります。また、固い地盤(N値30以上の砂礫層等)も調査が不可能です。これに対し、ボーリング調査では掘削途中に岩石などが存在した場合でも削りながら掘り進むことができるため、地盤の種類による調査対象の制限がほぼ無いと言えます。
テクノデザインが採用する
地盤補強工事
周辺状況・地盤の状況・コスト等を考慮の上、最適な補強方法をご提案いたします
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表層改良工法
・表層(GL-2.0m以深)が軟弱で、その下部が良好な地盤の場合に採用します。
・セメント系固化材を現土壌と混ぜ合わせ、盤状に固める工法です。
・軟弱地盤が良好な地盤へと地耐力が向上する為、直接基礎と同様の設計が可能です。
・地下水位及び土質(腐植土)によっては採用不可です。 -
GRRシート工法
(ジオテキスタイルを用いた地盤補強工法)GRRシートは、一般的に行われている表層・柱状改良工法で使用される固化材に起因する有害物質・六角クロム発生による環境汚染のない安心・安全な工法です。
エコロジー&エコノミーのクロス工法は世界各国の空港滑走路・高速道路・ヨーロッパ高速列車TGVの路線等に使用され実証済みの安心・安全の住宅用地盤対策工法です。 -
ピュアパイル工法
ピュアパイル工法は、地盤改良工事において、セメントミルクを地中に直接注入し、杭状柱体を形成する工法です。従来の柱状改良工法と異なり、土とセメントミルクを混合せず、セメントミルクのみで柱体を構築するため、高品質で安定した強度が得られます。 -
暁工法
暁工法は、螺旋状の翼部鋼板を取り付けた先端鋼管の上部に軸鋼管を接合して補強材とし、回転貫入装置を備えた杭打機によってこれを回転させて地盤中に貫入し、地盤補強材として利用する工法です。 -
炎工法
(スラリー系機械攪拌式深層混合処理工法)炎工法は、共回り防止翼の上下の間隔と改良径との比率をほぼ一定にした独自のスラリー系機械撹拌式深層混合処理工法です。本工法では、共回り防止翼の上下の間隔を地盤の性質、改良径に応じて変化させることで、撹拌不良が起こりやすい粘性土でも効率よくすり潰せる先端形状にしました。 -
W-ZERO工法
W-ZERO工法は、地盤改良工事の工法で、残土が発生せず、また補強材を完全に撤去できることが特徴です。これは「ダブルゼロ」という名前の由来であり、環境負荷が少ないだけでなく、土地の資産価値を維持できるメリットがあります。 -
SP工法・MS基礎・各種認定工法および
各種評定工法
テクノデザインがご提供する
地盤保証
周辺状況・地盤の状況・コスト等を考慮の上、最適な補強方法をご提案いたします
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地盤保証制度とは
地盤調査データに対して客観的且つ適正な判断を行う為の専門的知識を持った第三者として、住宅技術協議会等が解析を行い、考察と判定の照査を行うことで『地盤に起因する不同沈下等の事故が起きた場合に保証する制度』です。 -
地盤事故とは
地盤事故とは、建物が不同沈下(不均一に沈む現象)して傾き、建物に亀裂が入り、ドアや窓などが開かなくなるなどの不具合が生じることです。 -
地盤保証なら
基礎設計の瑕疵と認められない場合や住宅瑕疵保険を利用せずに地盤保証で損害をカバーすることもできます。テクノホームでは瑕疵保険と一緒に地盤保証を利用していただくので安心です。 -
充実した保証内容
住宅技術協議会と地盤保証会社である株式会社ハウスジーメンが連名で保証主体になりますので、万が一地盤保証会社が倒産等しても保証は有効です。また、地盤保証制度は、保証期間を一括でカバーする賠償責任保険を付保しております。 -
保証期間20年間
お引渡し日を起算日として20年間の地盤保証。地盤保証制度保証書を発行いたします。 -
保証限度額
保証金額は5,000万円