• 注文住宅で実現するホテルライクな暮らし|非日常を日常にする空間づくりのコツ

    注文住宅で実現するホテルライクな暮らし|非日常を日常にする空間づくりのコツ

    2025.5.22

    #お家の豆知識

    #間取りのアイデア

    注文住宅で実現するホテルライクな暮らし|非日常を日常にする空間づくりのコツ

ホテルに泊まったときに味わう高級感や非日常感。そんなホテルライクな住まいに、憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。おしゃれなホテルで過ごす優雅なひとときが、毎日続くなら暮らしの充実度もきっと高まるはず。
本コラムでは、そんなホテルライクな住まいがもつ特徴や、ホテルライクな注文住宅を建てる際の具体的なポイントを紹介します。ホテルライクな注文住宅を建てたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホテルライクな住宅の特徴

「ホテルライク」と聞くと、ハイクラスホテルようなラグジュアリーな雰囲気で、常に清潔に整えられている空間を想像しますよね。そんな環境を自宅で再現するのはハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
しかし、ここで紹介するいくつかのポイントを抑えることで、ホテルライクな空間は意外と簡単に作り上げることができます。では、注文住宅をホテルライクな家にしたい場合は、どのような点に気をつければよいのでしょうか。
「ホテルライク」な家を実現するために抑えておきたいポイントと、そのメリットを紹介します。

空間を広く使う

ホテルライクな注文住宅を建てるなら、まずは「開放的」な空間を意識しましょう。ゆったりとスペースを確保することで、自宅にいながらホテルで味わうようなリラックス感を満喫できます。自宅に広いスペースをつくるのは難しいように感じますが、どんな家でも取り入れることができるのが「吹き抜け」です。
例えば、玄関や廊下、LDKなどに吹き抜けを設けることで、ホテルライクな開放感を演出してくれます。吹き抜けを設けなくても、天井を高くして縦の空間を広げるだけでも印象が変わります。空間を縦に広く見せることで、ホテルのような開放的でリラックス感あふれるホテルライクな家に近づきます。
また、縦の空間だけでなく、横の空間に広がりをもたせることもポイントです。

リビングやダイニングにテラスを設けて、横の空間を広げることで屋外との境目が曖昧になり、視覚的にも広々とした空間を作り上げることができます。空間を上手に広げることで、注文住宅でもホテルのような素敵な空間が出来上がります。

家全体をすっきりさせる

家全体をすっきりさせるということも、注文住宅をホテルライクな家にする際のコツといえます。ホテルの部屋が、すっきりと見えるのは必要最低限の物しか置かれていないから。一方、物で溢れている部屋は、生活感を感じさせ雑然とした印象を与えがちです。

ホテルライクな注文住宅を建てるなら、扉付きの収納を多めに設置し、なるべく物が見えないように「隠す収納」を多く取り入れましょう。家自体に収納スペースが足りなくなると、どうしても物が部屋に出てきてしまいます。収納をうまく活用することによって生活感を感じさせないのはもちろん、一度整えてしまえば掃除の負担が少ないといった嬉しいメリットもあります。

また、隠したい物は収納して見せたい物は棚などに飾る、おしゃれに見せる収納をするというのもホテルライクな部屋に近づくヒントです。

高級感のある素材にこだわる

ホスピタリティーの高いホテルの部屋から感じるのは、その「高級感」です。ホテルライクな住まいに「高級感」は必須条件になります。注文住宅を建てる際に、素材にこだわることで家全体の雰囲気を大きく変えることができます。

特に天井や壁、床といった面積の広い部分はこだわりを感じられやすい場所です。ホテルライクな注文住宅にするには、無垢材や大理石、漆喰などといった素材を積極的に使用することで、高級感を演出することが可能です。

他にもインテリアや小物なども、デザイン性のある物や天然素材などこだわりを感じるアイテムを用いるのも、ホテルライクな部屋に仕上げるポイントです。

照明を上手に使う

ホテルライクな注文住宅を建てる際に、決して忘れてはいけないのが「照明」です。おしゃれなホテルは、空間を間接照明で演出したり、玄関やリビングなどにデザイン性の高い照明を使用しています。照明は部屋のアクセントにもなります。

部屋全体の雰囲気に合わせて、スポットライトやペンダントライトを上手に取り入れることで、まるでゲストをおもてなししてくれるようなラグジュアリー感が漂います。

高級感のある照明を選ぶことで、おしゃれなホテルライクな住まいにぐっと近づきます。

統一感のあるカラー選びを

注文住宅でホテルライクな部屋にするためには、「色選び」も非常に重要です。
部屋に使用する色はニュートラル系やブラウン色などの基本色に加え、アクセント色など、できるだけ2〜3色に絞って使用すると良いでしょう。
色を多用しないことで、全体的に統一感が出てシンプルでまとまりのあるホテルライクな印象を作り出します。色選びに合わせて、インテリアも同系色でまとめましょう。

アクセントに色味の強いクッションやアートをスタイリングに取り入れると、すっきりとした印象の中に華やかさをプラスすることができ、ワンランク上のホテルの雰囲気をつくり出すことができます。

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ホテルライクな注文住宅を建てるポイント

ホテルライクな家づくりは、空間演出やデザインにこだわり、家族がリラックスできる快適な住まいを作ることがポイントです。
では具体的に、注文住宅を建てる際に、理想のホテルライクな空間を実現するにはどうすれば良いか紹介します。

吹き抜けで開放感を演出

「空間を広く使う」でもお伝えしたましたが、ホテルライクな非日常感のある住まいを作るなら、広々とした空間を演出する吹き抜けがおすすめです。

縦の空間が広がることにより部屋全体に開放感を与えてくれるのはもちろん、外からの光が入り込み明るい空間が実現します。

生活の中心となるリビングの天井を高くすれば、時間帯や角度によって違った表情を楽しめます。

吹き抜けによって、上下階に自然なつながりを持たせているのもホテルライクな雰囲気を印象づけてくれます。

色のトーンを合わせる

外観や内装の色のトーンを合わせることで、統一感のある洗練された印象を与えます。ホワイトやベージュ、グレーといった明るくシンプルなカラーをベースに使用すると、清潔感も増し、よりホテルのような洗練された部屋に近づきます。

家電や家具なども内装と色味を合わせることで、自然と調和したおしゃれな空間が楽しめます。ホテルライクな部屋は植物の緑とも相性が良いので、植栽をインテリアのポイントにするのもおすすめです。

自然素材を取り入れる

ホテルライクな注文住宅を建てるなら、自然素材をアクセントに取り入れてみましょう。色合いに統一感を持たせることも大切ですが、揃えすぎるとのっぺりとした印象になってしまいます。

木や石などの自然素材を所々に取り入れるだけで、高級感の中に温かみを持ち、より落ち着いた空間に仕上げることができます。

リビングから続くテラスや中庭

中庭の景色をリビングから眺められる設計にすることで、贅沢でゆとりのある住まいを実現できます。中庭では、時間帯や天候によって表情を変える植栽を眺めたり、夜はライトアップでラグジュアリーな雰囲気を楽しむこともできるでしょう。

またテラスを設けることで、家の中にいながら、外とのつながりを感じられより開放感を味わうことができます。家族や友人を誘い、テラスでホームパーティを楽しめるのも魅力のひとつです。

スケルトン階段を主役に

立体的で美しいスケルトン階段はホテルライクな部屋を演出するのにぴったりです。階段の素材や形状にこだわることで、まるでオブジェのような存在感を放ちます。

色のトーンが統一されたシンプルなリビングに佇むスケルトン階段は、部屋のアクセントになり、家全体の高級感が高まります。

上の階からリビングに降りるだけで、ホテルライクな住まいならではの非日常な雰囲気を味わえるでしょう。

間接照明で雰囲気を演出

間接照明は、ホテルライクな雰囲気を演出するのに欠かせないアイテムです。立体的な天井や石のアクセントウォールに取り付けて照らすことで、落ち着いた雰囲気の中にも洗練さを醸し出し、非日常感を味わわせてくれます。

間接照明ならではの温かな光は、夜になると部屋全体に立体感をもたらしてくれます。ホテルのようなリラックス感のある空間を演出し、日常の疲れも和らいでくれるでしょう。

ホテルライクな注文住宅で気をつけたいこと

ホテルのような高級感とリラックスさを兼ね備えたホテルライクな住まいは、暮らしの充実度を高め日々の疲れを癒してくれます。
しかし、理想を追い求めるあまり、見落としがちなポイントもいくつかあります。注文住宅をホテルライクな家にしたい場合に気を付けたい注意点についてお伝えしていきます。

居心地の良さを最優先に

注文住宅をホテルライクな家にしたい場合に気を付けたい注意点として、まずあげられるのは居心地の良さをよく考えるという点です。

ホテルライクな部屋を目指すあまり、デザインや設備などにこだわりすぎて実際に使い勝手が悪くなってしまったり、居心地が悪くなってしまったりするという可能性も考えられます。

ホテルライクな家を建てる際には、実際に住んだ時の使い勝手や居心地について家族とよく相談し確認しておくのが良いでしょう。

予算とのバランスを考える

注文住宅をホテルライクな家にする場合、思った以上に費用がかかってしまう場合があります。
ホテルライクな家では非日常な空間を演出するため、どうしても通常の家と比べて高級感のある設備やインテリアなどを選びがちです。そのため、当初の予算以上に設備やインテリアに費用がかかってしまうといったケースがあります。

設備や間取りを決める際に、予め予算をしっかりと家族や施工会社などと確認、相談しておきましょう。

まとめ

注文住宅で実現するホテルライクな暮らし

高級感あふれるホテルライクな家は、日常をより豊かに、そして特別にしてくれることでしょう。シンプルで洗練されたデザインや質の高い素材、間接照明や収納の工夫など、細部にまでこだわることで、まるでホテルのような暮らしが実現します。
自由度の高い注文住宅であれば、自分らしい憧れのホテルライクの住まいを手に入れることができます。自分たちの好みや暮らし方に合わせたホテルライクな住まいを実現しましょう。